院長コラム

新型コロナウイルスワクチン2回目の接種から6か月が経過すると、中和抗体価ってどこまで低下するの?

2022年01月11日

こんばんは、院長の岡嶋です。

医療従事者に対する3回目の新型コロナウイルスワクチン接種は、2回目の接種終了から6か月以上間隔をあけて接種することとなっています。

当院では患者さまに安心してご来院いただけるように、また、いつも頑張ってくれている職員が安心して働けるように、3回目の新型コロナウイルスワクチン接種の前後で希望する職員のコロナウイルスの中和抗体の測定を行うことにしました。

測定方法はSARS-CoV-2抗体S IgG(CLIA法)です。

 

 

欧米の研究では、ファイザー社/ビオンテック社製ワクチン接種後の中和抗体価について、1回目の接種後の中央値が2,217AU/mL、2回目の接種後の中央値が6,396AU/mLと報告されています。

 

当院でも2回目の接種後に抗体検査を希望された患者さまがおられましたが、やはり7,000AU/mL前後の方が多かったです。

 

それでは結果です。

2回目接種から約6か月後のデータですが、7名の平均は1,167AU/mLとかなり低い結果になっていました。

表のCの職員が中和抗体価が2,847AU/mLとずば抜けて高く、平均値を押し上げていますが、残りの6名の平均にすると887AU/mLとなります。

検査した人数が少ないので参考程度にしていただきたいのですが、やはり2回目接種から時間が経過すると中和抗体価は大きく低下するようです。

 

新型コロナウイルスワクチン2回接種後に感染してしまうブレークスルー感染もこの中和抗体価の減少が関係していると言われています。

 

次回は、3回目接種後に中和抗体価がどこまで上昇したのか、についてお話ししようと思います。

 

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